
中国や台湾などのアジアの国では、旧暦の1月1日をお正月としてお祝いする風習がありますね。日本でも、沖縄は陰暦とよばれる旧暦を重んじており、旧正月を祝う習慣が未だに残る地域があります。本土とはちょっと違う沖縄のお正月事情をご紹介します。
2018年沖縄の旧正月は?
2018年の沖縄の旧正月は2月16日(金)です。
普段使用しているカレンダーではずれていくので、毎年2月16日が旧正月というわけではありませんので注意です。
2019年の旧正月は、2月5日(火)
2020年の旧正月は、1月25日(土)になります。
沖縄には旧正月を祝う習慣があるとはいえ、現在は1月1日にみなさんお祝いをします。旧正月を祝うのは、糸満市などごく一部の地域のようです。
ですから、旧正月だからといって学校や会社が休みになったり、お店が閉まっていたりすることはないようです。
沖縄のお正月ってこんなにちがう!
沖縄は日本とはいえ独特の文化をもっていますね。お正月のおせち料理やお歳暮も例外ではありません。
お正月料理
まず、おせち料理ですが沖縄には「おせち料理」というものはありません。ソーメンや田芋、昆布など縁起が良いとされている食材や豚肉を使った料理をみんなで食べます。ちなみに年越しそばは名物の「ソーキそば」なんだそうです。そして、年明けに飲むのはお屠蘇ではなく泡盛。さすが沖縄です。
お正月飾り
お正月飾りは、門松やしめ縄などは使いません。神棚などに竹、大根の花、松などを生けて飾るそうです。門口などには若松をさします。それから、色紙を重ねた上にミカンなどの柑橘類と塩を盛った飾りを鏡餅のように置きます。本土のお正月飾りとは全く違うのですね。
お歳暮
お歳暮は、「歳」の「暮れ」と書くように、12月10日~20日頃までに送るのが一般的ですね。
しかし、沖縄では1月1日~3日に送るのが普通です。年始のあいさつの際に渡すことも多いそうです。旧正月の場合も、旧暦の1月1日~3日の間にお歳暮を持って行きます。
まとめ
知れば知るほど文化の違いがあっておもしろいですね。昔からの伝統文化や習わしを大切にしている沖縄のお正月。一度体験してみたいものです。
冬の沖縄旅行でお正月を楽しむのもオススメ!