前回の世界戦判定負けから5ヶ月。村田諒太選手とアッサン・エンダム選手とのWBAミドル級タイトルマッチの再戦が10月22日(日)午後7時よりテレビで中継されます。
今回も十分にコンディションを仕上げてきたという村田選手。悲願の王座獲得となるのでしょうか?
前回のアッサン・エンダム選手との世界戦の採点には疑問も
前回世界戦の採点・判定について、各関係機関より疑問の声が挙がり異例の再戦が決まりました。
前回の試合内容はコチラです↓
アッサン・エンダム選手の猛攻を冷静にしのぎながら距離を縮めていき、ピンポイントでダメージを与えていく戦法をとった村田選手は、4Rにカウンターの右ストレートでダウンを奪います。
その後もじわじわと詰めていく村田選手に対してエンダム選手も負けじと手数で応戦。
最終ラウンドまでもつれ込み、非常に良い試合を見せてくれました。
判定結果は村田選手の勝利であろうと誰もが確信していた中、2-1でエンダム選手が勝利をつかみ、世界チャンピオンに。会場は騒然となりました。
前回の試合をテレビで見ていた私もこれはあまりにも・・というような判定でした。
手数はエンダム選手が出ていたとは思うのですが、せめて引き分けでよかったのでは?といった感覚です。
今回はこのようなことがないように願いたいところです。
試合展開
序盤から様子を見つつも、互いに手数を出し合います。
前回と違って村田選手の手数も多いような印象です。
エンダム選手は前回同様、手数を出しつつ攻めるスタイル。
対する村田選手はジリジリとプレッシャーをかけながらエンダム選手のスペースを奪っていきます。
エンダム選手の手数に対して、上下に散らしながら的確なパンチを狙い澄ましたようにエンダム選手に浴びせていきます。
エンダム選手はそのプレッシャーと強打を嫌がり、積極的にクリンチをしてきます。
徐々にダメージも溜まっている様子です。
4R以降はエンダム選手が足をつかって回り始めるも、そうはさせないように村田選手もパンチとプレスをかけ続けていきます。
時折村田選手の強烈なパンチがエンダム選手に入り、グラつく部分も見えましたが、やはりタフなエンダム選手に対して攻めきれずラウンドを重ねていきます。
ところが、8R開始前にエンダム選手陣営からのストップがかかり、その瞬間に勝負が決まりました!
結果は!?→新チャンピオンの誕生!
村田諒太選手のTKO勝ちにより、WBAミドル級新チャンピオンの誕生となりました。
勝利の瞬間の村田選手の涙が忘れられません。
今回は文句無しに村田選手の勝利となりました。
この再戦までの間に色々な思いがあったかと思いますが、それらを乗り越え見事に勝利した村田選手。
本当におめでとうございました!