２０１７年６月１２日に生まれた上野動物園の赤ちゃんパンダの名前が｢香香（シャンシャン）｣に決まりましたね。順調に大きく育ってきているようで、一般に公開される日を今か今かと待ち望んでいる人が大勢いると思います。赤ちゃんパンダがもっと見たくなる豆知識や公開予定・混雑予想をまとめました。
赤ちゃんパンダ｢シャンシャン｣の公開予定は１２月！
上野の赤ちゃんパンダシャンシャンは、今年の１２月頃に公開になることが発表されました。これまでも、赤ちゃんパンダが公開されたのは生後半年を過ぎた頃でした。
赤ちゃんパンダのシャンシャンは、９月現在、体重が６ｋｇ、体長が６５ｃｍ。ぬいぐるみのようにコロコロしていて本当にかわいいです。今はまだよちよち歩きですが、一般公開される１２月には、もう少し大きくなって活動的に遊ぶ姿が見られるのではないでしょうか。
デリケートなパンダの繁殖事情
とはいえ、あと２ヶ月以上も待てない！元気に大きくなっているのにどうしてまだ公開できないの？と思っていらっしゃる方もいるでしょう。パンダは絶滅危惧種として保護されていることに加え、繁殖がとても難しい動物で、赤ちゃんパンダの健康には細心の注意が払われているのです。
赤ちゃんパンダの生存率はたったの５割
大人のパンダは体重が１２０ｋｇもありますが、生まれてきたばかりの赤ちゃんパンダはネズミのように小さく、もふもふした毛も、特徴的な白黒の模様もありません。お母さんパンダのシンシンは２０１２年にも妊娠・出産しましたが、赤ちゃんパンダは生後６日で、母乳が気管支に入り、肺炎になって死んでしまいました。
時には、あまりの小ささにお母さんパンダが赤ちゃんパンダを誤ってつぶしてしまうこともあるようです。そんなわけで、命の危険がほとんどなくなる半年くらいをめどに、一般公開されるようになるみたいですね。
好みがうるさい！？繁殖成功は奇跡！
以前、パンダ通で知られているTBSアナウンサーの安住紳一郎さんが話していたのですが、パンダは人間並みに好みにうるさく、お互いの相性が良くないと繁殖行動をとらないため、お見合いをさせても失敗に終わることが多々あるというのです。しかもパンダは絶滅危惧種。もともと頭数が少ないのに、その中から相性がよい相手を探すというのは、本当に大変なことなのだそうです。安住さんは、｢（パンダの頭数から考えて）同じ学年の女子から結婚する相手を選べと言われているようなもの｣と、話していました。う～ん、確かにカップルが３つ４つくらいはできるかもしれませんが、難しいですね！笑
また、相性が合ったとしても、パンダの繁殖期は１年でたったの２週間程度。妊娠可能なのは２・３日と言われています。安住さんも、この期間にぴったり合わせるのはすごいと言っていました。
赤ちゃんパンダが手厚く大事に育てられているはそういうことだったんですね。
上野動物園【１２月】の混雑予想！
最強にかわいい上に貴重な赤ちゃんパンダをますます見たくなってきましたね！公開予定の２０１７年１２月の上野動物園の混雑予想です。
まず、上野動物園はこの赤ちゃんパンダフィーバーが起こっていないときでも
１２月は大変混雑します。
参考までに、２０１６年の１２月はというと、
土日はどの週も混雑
しており、特に
天皇誕生日の２３日～クリスマスの２５日あたりはかなり混み合っていた
ようです。
今年の１２月は赤ちゃんパンダの公開と混雑時期が重なり、例年になく混むことが予想されます。上野動物園では、
日本にパンダが初めてきた頃と同じくらい混雑するのではないかと予想
しているようです。
日本にパンダが初めて来たのは、１９７２年のこと。カンカン・ランランという２頭のパンダです。この日は、５万６０００人が上野動物園に来場しましたが、パンダを見ることができたのは１万８０００人。しかも、見たと言っても
３時間待ってほんの一瞬
です。今回も、入場制限がかかり、数時間待つ可能性は大いにありそうです。お出かけの際は、平日にするとか、長時間並ぶのを覚悟して行くとか何か対策が必要でしょうね。
まとめ
１２月の上野動物園はかなり混雑しそうですが、赤ちゃんパンダは本当にかわいいですよ！私は、和歌山県のアドベンチャーワールドまで赤ちゃんパンダを見に行きましたが、本当に何時間でも見ていられるくらいかわいい！！１２月に公開の際は、混雑を覚悟の上、ぜひ上野動物園に足を運んでみてはいかがでしょうか。
