5月20日にWBAミドル級世界選手権をおこなった村田諒太選手ですが、アッサン・エンダム選手に2-1で判定負けとなってしまいました。
見ていた限りではダウンを奪った村田選手の優勢勝ちかと思われたため、会場からもブーイングの声が上がっていました。
ざっくりとした世界戦の内容
前半 村田選手はガードを固めて様子をうかがいながらも的確に有効打を浴びせていきます。しかし相手は足を使いながらジャブを散らしつつ手数を出してきます。
そんな中、4Rにガードを固めつつチャンスを狙っていた村田選手がカウンターの右ストレートを繰り出し、アッサン選手の顎をとらえます。
たまらずアッサン選手はダウンとなります。
その一撃が効いたのか、その後も手数はフットワークと手数は衰えないものの、スリップなどが目立ち、ベストの状態でないことは明らかでした。
その間も村田選手は相手の反撃をしっかりとガードしつつ、ストレートやボディでダメージを積み重ねていきます。
驚くべきはパンチを浴びながらもフットワークと手数を減らさないアッサン選手の回復力でしたが、村田選手の巧みなポジション取りによって終始ペースを握られていたような様子。
最終の12R、村田選手は積極的にKO勝ちを狙いにいったように見えましたが、結果的にダウンは奪えず判定にゆだねられる結果に。
場内は村田選手のチャンピオンを確信した様子でした。
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判定は2-1で村田選手の敗北。場内あぜん
ダメージの蓄積具合から見ても完全に村田選手の勝利がコールされるかと思いきや、一人目の審判はおおきくポイント差をつけてアッサン選手に。
これには会場騒然、TVアナウンサーの方も驚いていた様子でした。
二人目の審判は僅差で村田選手につけたものの、三人目でまさかのアッサン選手優勢の判定で、2-1でアッサン選手の勝利となりました。
これには判定が出た瞬間会場は静まり返り、その直後にブーイングの嵐。
村田選手自身も疑問の表情を浮かべる様子がうかがえました。
私も視聴者の一人でしたが、中継も一瞬コメントを失っていましたね・・。
ひいき目なしにそれほどに村田選手が優勢だと思いました。
ただしアッサン選手も有効打ではないものの、絶えず手数は出していましたからその攻撃の姿勢は評価されるべきではあります。
それでも村田選手の有効打・ダウンを奪ったことから考えても勝利は村田選手だったかなと思います。
審判団に疑惑の判定?
今回世界戦を担当した審判の詳細は不明ですが、ここまで圧倒的な判定をされてしまうと何か裏があるのではないかと勘ぐってしまいます、それほどの試合でしたからね。
今後この件について言及されるかと思うので、引き続き何か動きがあれば調査をしていきたいと思います。
まとめ
村田選手はここまで無敗で突き進んできましたがこれで13戦12勝1敗となりました。
勝敗についてはどうにもなりませんが、経験豊富なアッサン選手相手にここまで健闘された村田選手に敬意を表します。
まだまだ先がありますから今回の件で腐らずに引き続き頑張ってもらいたいです。