花粉症シーズンまっただ中。毎日、鼻水や目のかゆみなど様々な花粉症の症状に悩まされている人も少なくないでしょう。花粉症対策は、早めに薬を飲むなど、花粉が飛び始める少し前から行っていくことが効果的と言われていますが、なかなかそうもいかない人も多いですよね。私の知人の中にも、今年から花粉症になったらしく病院へ行こうか迷っている人や、体質だとあきらめて辛い症状にひたすら耐えている人がいます。
花粉症対策には、食べ物が肝心だと言われているのを知っていますか?日頃食べるもので花粉症を和らげることができたら、それに越したことはないですね。即効性があれば尚更です。花粉症に効く食べ物についてご紹介します。
花粉症対策に効く食べ物
れんこん
タンニンとムチンが免疫物質ができるのを抑制してくれます。すりおろして料理に入れるといいです。(皮ごとでもOK)
ヨーグルト
乳酸菌が腸内フローラの環境を改善してくれます。特に、L-92乳酸菌は免疫細胞の過剰反応を抑えてくれます。継続して食べ続けるのが◎。
ブロッコリースプラウト
炎症を起こす細胞や抗体が過剰に作られるのを抑制します。アレルギー症状を抑える働きがあります。
甘酒
最近流行りの甘酒は花粉症にも効果が。人肌に温めると、乳酸菌が活性化して効果がアップします。
みかんの皮
温州ミカンの皮に花粉症の抑制効果があります。皮をよく洗い、すりつぶしてヨーグルトにいれると美味しくいただけます。
青魚
青魚に含まれるEPAやDHAは、花粉症の炎症による症状を抑えてくれます。
唐辛子
辛さで交感神経が興奮すると、鼻の血管が収縮して鼻づまりが一時的に解消します。
ガム
メントールにより、一時的に鼻づまりが軽減します。噛む動作も効果を高めます。
アレルギー症状を起こさないために大切なのは、まずはアレルゲンの除去です。しかし、花粉症を全てカットするのは不可能に近いでしょう。そうすると大切になってくるのが、体調を整え免疫力を強くすることと、体質を改善していくこと。
特に食習慣は大切で、インスタント食品ばかり食べているとアレルギー症状が強くなってしまうなんてこともあるようです。上記のような食べ物を積極的に摂ると共に、食品添加物をなるべく抑えるなど、日頃から食べる物に気を遣ってあげるとよいでしょう。
気を付けたい食べ合わせ
花粉症の人は、食物アレルギーになりやすいのをご存じですか?花粉症持ちの人で、果物や野菜を食べると耳の中やのどがかゆくなる、鼻がつまるなどの症状が出る人は、その食品を食べないようにしてください。花粉症の原因になるタンパク質と似た物質が特定の食品の中に含まれており、アレルギー症状が出てしまう『PFAS(花粉・食物アレルギー症候群)』という病気です。
注意すべき食べ合わせ
スギ花粉
トマト
シラカバ、ハンノキ、オオバヤシャブシ花粉
リンゴ、サクランボ、モモ、アーモンド、ジャガイモ、大豆、ピーナッツ
オオアワガエリ、ホソムギ花粉
メロン、スイカ、トマト、キウイ、オレンジ
ヨモギ花粉
セロリ、ニンジン、マンゴー
ブタクサ花粉
メロン、スイカ、バナナ、ズッキーニ、キュウリ
食べ物で即効性は期待できる?
残念ながら、有効性があると認められている食べ物自体多くはありません。一度食べたから劇的に良くなるというような薬のような食べ物はありませんが、有効性があると言われている物を継続して食べ続けることが最も効果的だと思います。
特におすすめの食べ方は、レンコンを皮ごとすりおろし、同量の甘酒を加えて食べるという方法です。レンコンの皮にあるタンニンとムチンという物質が免疫物質が作られるのを抑え、甘酒の乳酸菌がその効果をアップしてくれます。朝、作って飲むと体も温まりおすすめです。ぜひ、やってみてくださいね。
まとめ
食べ物は即効性はあまりありませんが、日頃から継続して気を付けていくことが大切です。即効性という面で言えば、レーザー治療などのほうが合っていますね。現在は、花粉症の症状を和らげる対処療法だけでなく、花粉症そのものを治すための治療法もいくつか出てきています。自分に合った対処法や治療法を選んでいくとよいと思います。