もうすぐ夏休みになり、旅行で家族や友人と富士急ハイランドに出かけようと計画している人もたくさんいることかと思います。しかし、そんな中、リニューアルされたジェットコースター「ドドンパ」で事故があったとのニュースが舞い込んできました。ものすごいスピードが出るジェットコースター。安全性は大丈夫なのでしょうか。
新ドドンパがパンクで走行停止
連休中日の7月16日(日)午後3時ごろ、山梨県の富士急ハイランドの人気ジェットコースター「ドドンパ」が走行中に停止する事故が起こりました。乗客7人に幸いケガはなく、約20分後に地上に降ろされたとのことです。
この「ドドンパ」は、一直線に走りながら一気に加速するのが特徴で大変人気のジェットコースターでした。リニューアル後のスピードは1.56秒で時速180kmにもなり、加速力、速度、ループの3つで日本一です。
ドドンパは、加速力を向上させリニューアルするために昨年度から営業を中止していました。リニューアルしたドドンパは15日に営業を再開したばかり。けが人はいなかったものの再開後すぐの事故とあっては心配ですね。
新ドドンパはいろんな意味で怖い?
絶叫マシーンの中でも最上級に怖いと思われるドドンパ。以前、私も富士急に行ったことがありますが、ドドンパと高飛車は乗る勇気が出ませんでした。
リニューアルしたドドンパは、ループの頂点に達した時に減速し、真っ逆さまで停止している気分を味わうことができます。スピードはもちろんとんでもなく速くて恐ろしいですが、ただ速いだけではないんですね~。さすが富士急。
また、ジェットコースターに乗るときに私はいつも違った意味のスリルを感じています。ないだろうと思っているので乗るんですが、
「このジェットコースターが故障したりしてたら・・・」
と、少し考えてしまうのです。
ドドンパも以前、部品が外れるなどしてニュースになったこともあったようです。今回の事故の理由は走行中にタイヤが1本パンクし、ループを超えられなかったということでした。絶対に点検などはしていると思うのですが、やっぱりこういうことが起こらないとは限らないんですね。
ジェットコースターの安全性
実は、ジェットコースターの事故は大きい事故も小さい事故もけっこう起きているようです。
大阪のエキスポランド
走行中の立ち乗り式のジェットコースターの2両目が脱線。19歳の女性が死亡。他、19人もの人が重軽傷を負いました。
東京ドームシティ
コースターから男性が転落し、亡くなりました。走行中に安全バーが外れたことが原因のようです。
東京ディズニーシー
「レイジングスピリッツ」で、安全バーが下がらなくなるトラブルが起こり、乗客の男性が慌てて降りようとしたときにジェットコースターが発車。軽症を負いました。
軽井沢おもちゃ王国
ジェットコースターから6歳の男の子が転落し、重症を負いました。
ざっと調べただけでもここ数年の間にこれだけの事故が起こっていました。他にも、従業員の方が安全点検をしている最中に事故が起こってしまったり、ジェットコースターのボトルが落下して事故になったりもしているようです。なんだか遊園地に行くのが怖くなってしまいそうですね。
ディズニーランドのでは、誰かが大きな事故でケガをしてしまうことがないよう、閉園後に徹底した安全点検を行って部品などは古くならないうちにしっかり交換しているそうです。そして開園数時間前にも最終チェック。
他の遊園地でも、点検は必ず行っており、基準も決まっているようですが、安全点検の正確さ等の質は各施設に任されている部分も大きいのだそうです。大阪のエキスポランドの事故後の調査では、5施設計7基の乗り物が事故が起こる恐れがある状態だったといいます。なんと恐ろしいことでしょう・・・。
まとめ
私達は施設側を信頼し、ジェットコースターを楽しんでいます。楽しい遊園地での事故はゼロにしてほしいものです。リニューアルしたドドンパの再開はいつになるのでしょうね。もし、情報が入りましたら追記したいと思います。