公式戦29連勝を達成し、今、最も話題になっている中学生・藤井聡太。10代のプロの棋士自体が藤井聡太含めたったの2人しかおらず、プロになること自体が「天才」の証。そして、29連勝は前人未踏の偉業であり、藤井聡太はとんでもなくスゴイ人なのです。そんな天才を育てたモンテッソーリ教育というものが今話題になっているのを知っていますか。どうやら、藤井聡太が通っていた幼稚園がモンテッソーリ教育を行っているところだったようなのです。
モンテッソーリ教育ってどんな教育?
モンテッソーリとは、この教育の生みの親であるイタリアの女性医師の名前です。
モンテッソーリ教育とは、簡単に言うと、子供が興味関心をもったことを自発的に自由に学ばせる教育のことです。モンテッソーリ教育において、親や教師は、「こうしろ」「ああしろ」と言うのではなく、あくまで援助する立場で見守ることが大切だとされています。
モンテッソーリ教育が目指すのは、自立と豊かな心、そして好奇心です。子供にそんな力を身に付けさせたいと考えている方は、参考にしてみるといいかもしれませんね。
藤井聡太の幼少期
藤井聡太は、両親と4つ年上の兄との4人家族。そして、お隣には祖父母が住んでいます。家族みんな将棋が得意かというと、決してそんなことはなく、ごく普通の一家のようです。
藤井聡太は、小さい頃から好きなことにはとことん取り組む性格だったようです。電車にハマっていた時期は、祖母と電車を見に行くとあきもせずにずっと電車を眺め、時刻表も読んでいたといいます。プラレールを部屋いっぱいに組み立てて遊んでいたこともあったそうです。
紙を編んで作るトートバック作りにハマっていたときには毎日ひたすら大量に作っていたんだとか。
小さい頃から集中力がかなり高く、覚えるのも大の得意。幼稚園に入る頃には文字も読めるようになっており、いろいろな本を読むようになっていました。
そんな藤井聡太が将棋にハマるきっかけになったのは、5歳のとき祖母が買ってきた「スタディ将棋」という知育おもちゃでした。初心者でもすぐに遊べ、ルールも覚えられるという優れもののおもちゃです。なんでも、将棋は5手、10手先を読む能力が勝つためには必要で、集中力と記憶力はこの力をつけるためには大変重要な能力なのだそうです。
藤井聡太は、このスタディ将棋を使い、家族と将棋を楽しんでいたようですが、誰も勝てなくなってしまったため将棋教室に通い始めました。
いままでどんな英才教育を受けて育ってきたのか気になっていましたが、好きなことをとことんやってきただけだったとは!驚きです。
藤井聡太の幼稚園はどこ?
藤井聡太の育ってきた環境が、まさにモンテッソーリ教育。ご両親や祖父母も、好きなことを自由にさせて能力を伸ばそうという教育方針だったようですね。
また、幼稚園でもモンテッソーリ教育を受けているとの噂でしたので、藤井聡太が住んでいる愛知県瀬戸市の幼稚園を調べてみると、
『雪の聖母幼稚園』
という幼稚園がヒットしました。この幼稚園では、3,4,5歳児の縦割り保育とモンテッソーリ教育を特色としているようです。
縦割りというのも変わっていますね。でも、大きい子が小さい子の面倒を見るということが自然と身に付き、とてもいいことだと思います。
また、幼稚園で行っていたモンテッソーリ教育は、集中力があり好奇心旺盛な藤井聡太の才能を伸ばすのにぴったりでしたね。もともとあった藤井聡太の才能を更に伸ばしたのは、コレに違いありません!!
ちなみに、東京でモンテッソーリ教育を行っている幼稚園・保育園等は、
・The Montessori School of Tokyo(港区)
・シャトー・デ・バンビーニ(港区)
・キッズガーデン(自由が丘・広尾)
・成育しせい保育園(世田谷区)
・日本モンテッソーリ教育綜合研究所附属子どもの家(大田区)
・みょうじょう幼稚園(世田谷区)
まとめ
モンテッソーリ教育のデメリットは、個を尊重するあまり他人に合わせたり、協調性をもって何かに取り組むという意識が薄れてしまいがちになるところです。藤井聡太が受けていたからといって、どのお子さんにもいいかというと、そうではないこともあるのではないでしょうか。お子さんの性格やどんな子供に育ってほしいのかビジョンをもって、教育方針を決めていくといいかもしれませんね。